
屋上に樹木を植える際、大きくなる樹木は荷重などの点から適しません。また、背の高い草花は風で倒れやすいので注意する必要があります。
屋上緑化を考える際には地上に植える時と同様に、気象条件や自然環境条件に適した樹木の中から積載重量条件や植栽基盤の厚さ、樹木の成長度、搬入時の条件等を考慮して樹種や形状を選択する必要があります。
植栽する植物は、防風対策や軽量土壌などを用いて基盤をしっかりと確保すればほとんどの植物は植えることができますが、大きく成長する木は荷重などの点からあまり適さないといわれています。また、背の高い草や花は風で倒れやすいため植栽には注意が必要です。
屋上緑化と地上との大きな違いは以下の3点があげられます。
乾燥に強い植物としては、コノテガシワ、イヌツゲ、サザンカ、ハイビャクシン、セダム類、マツバギク、ローズマリー、常緑キリンソウなどがあります。
中でも省コスト・低管理型の屋上緑化に適した植物として、セダム類、常緑キリンソウは注目されています。特にセダム類は、一時期安価で簡易であることから多くの屋上緑化施工において採用されてきました。セダムによる緑化の効果は多種多論ありますが、少なくとも簡易な管理下では水管理により左右されるシバなどよりも健全な生育が期待できる点では優れているといえます。また常緑キリンソウは湿気、乾燥など様々な環境に強く丈夫な植物なので、屋上という過酷な環境でも低メンテナンスで一年中緑を保てます。
| 常緑キリンソウ | メキシコ マンネングサ |
芝 | コケ | |
|---|---|---|---|---|
| 耐寒性 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
| 耐暑性 | ◎ | ◎ | ○ | × |
| 耐塩性 | ◎ | ○ | × | × |
| 耐乾性 | ◎ | ◎ | × | ◎ |
| 耐陰性 室内 | ○ | △ | △ | ◎ |
| 成長速度 | ○ | ◎ | ○ | △ |
| 蒸散量(葉の表面積) | ◎ | △ | △ | × |
| 耐病性 | ◎ | ○ | ○ | × |
| 常緑性 | 常緑 | ○ | × | × |
| 粗放性 メンテ量 | 極少ない | 少ない | 多い | 少ない |
| 土壌厚 | 3~5cm | 3~5cm | 20cm | 1cm |
| 灌水 夏期30日間 | 不要 | 不要 | 必要 | 不要 |
| 蒸れ 繁茂期 | 強い | 弱い | 普通 | 強い |
| 耐湿性 | ◎ | △ | △ | ◎ |